富雄川沿いの西側にある、一風変わった外観の店舗でイタリアンを楽しめる、ルーチェサンタアルチアだ。
半年以上ぶりの訪問で、少しランチの制度も変わっていたので新しく記事を立て直すことにした。
久しぶりの訪問だが、平日昼間のランチ時を外した午後2時でもたくさんの車が駐まっている。
相変わらず大人気の店である。
某グルメサイトを見ても、ボッコボコに叩かれているのは相変わらずだ。
点数も3.0とそのサイトで最低点となっている。
最初に訪問した動機が、そんなに酷い店なのになぜいつも車でいっぱいなのかを確かめたかったのだが、正直かなりアリのお店だった。
近隣のお店をボコボコに叩こうという、誰かの何かがあるのかもしれない。
値段も相変わらず破格で安い。
前菜盛り合わせ、ピザorパスタ、ドルチェ、ドリンクが付いて1450円のアモーレランチは特にお店の看板メニューだそうだ。
今回もこのコースを二人分オーダーし、ピザとパスタを両方頂く。
2人で行けばピザとパスタをシェアして楽しめるのが嬉しいが、ここのお店はピザもパスタもかなり大きいので、シェアしても十分楽しめる。
ランチコース以外に一品料理も行けるが、パエリヤも大鍋で1000円そこそことかなりリーズナブル。
イタリアンのファミレスと言ったところだが、巨大な石窯でオーダーを受けてから焼き上げるピザはとてもファミレスクオリティのものではない。
こちらが前菜盛り合わせ。
季節によって内容を変えてくるが、この日はチキングリル焼き(おそらく石窯で焼いたもの)、ライスコロッケ、モッツアレラチーズ、トマト、甘く味付けした柔らかい牛肉、ポテトサラダ、グリーンリーフのサラダ、それにたっぷりのスモークサーモンだ。
全8酒類の盛り合わせがこのお値段で付いてくるのだから、相変わらずお得感が凄い。
ライスコロッケもカプッとかじるととろ~りととろけるチーズがたまらない。
こちらがメインのピザ・マルゲリータと、パスタは有頭海老とカニのアメリケーヌソース。
ただし、このパスタはプラス200円が必要になる特別メニューなので注意して欲しい。
むきえびがたっぷりと有頭海老3匹、ムール貝3つ、それにアサリとイカも入っており、蟹の身もゴロリと塊で入っている。
そして何よりも旨いのがこのアメリケーヌソースだ。
トマトベースなのだが、生クリームのコクと魚介類の旨さが溶け込んでおり、もうフォカッチャでも別注してこのソースを全部きれいに食べ尽したいほどの旨さである。
なおお皿の大きさがわかりにくかもしれないが、成人男性1人でもちょっと多いかな・・・と思うような量だ。
ピザ・マルゲリータもオーソドックスにできており美味い。
記事はもっちりしたやや厚手のあるタイプだが、厚すぎず薄すぎず、ちょうどいいふっくら感で頂くことができる。
石窯で焼き上げたピザならではの香ばしさが嬉しい。
なお、通常客数が数組、多くても10組程度しか取らないビストロのような店であれば、前菜が終わる頃を見計らってピザかパスタを出してくれる。
シェアすることがわかりきっている場合、どちらかを出してそれを食べ終わることを見計らい、もう一つのメインを出すような感じだ。
パスタもピザも同時に出てきてしまえば、どちらも最後には冷めてしまい、食べ時を逃してしまう。
しかしさすがにこの店は郊外の大規模店舗だ。
前菜を食べ終わる前にピザもパスタも両方出てきたのは毎回のことである。
前菜をゆっくりチンタラ味わっていると、すぐにピザとパスタが来てしまうので注意しよう。
その場合、前菜は冷めても良いものなので最初にパスタをやっつけて、その後ピザをやっつけて、最後に前菜を頂く順番になってしまう。
このあたりは、顧客一人一人に目が行き届く規模ではないので、我慢のしどころであろう。
場合によっては、最初に、「欲しい時に呼ぶので、言ってから次の品を持ってきてください」と言っておけばそのようにしてくれる。
基本的に接客も気持ちいい、ホスピタリティに溢れている店なので、その程度のことは普通に応じてくれる。
こちらがこの日のドルチェ。
ドルチェはさすがに、それほど褒めるところもないありふれたものだ。
とはいえ、1450円でこれほどボリューミーなランチについてくるドルチェとしては全く不満はない。
大満足であり、最後まで楽しむことができる。
なおこちらのお店、2017年2月まではドリンクが何杯でも、何種類でも飲み放題であった。
食事中に注文すれば、好きな飲物を何回でも持ってきてくれるのも、ランチの売りであった。
そのため食事の始めはウーロン茶でさっぱりと頂きながら、ドルチェの時にはホットカプチーノでゆっくり余韻を楽しむということができたのだが、制度が変わってしまい、今ではドリンクは1回きりになっている。
客目線から見れば改悪でとても残念だが、大規模店でもあり、ドリンクお代わりに応じていたら店員の人出が足りなくなるのであろう。
仕方がないといえば仕方ないが、残念な改悪であった。
とはいえ、いつも通り味にも値段にも、大満足のイタリアンランチを楽しむことができた。
ところでこちらはオマケである。
画面上はお店のメニュー表。
画面下は2017年の年明けに配っていた割引券付きのメニューチラシだ。
レイアウトが全く同じなので気が付かなかったが、ふと1箇所だけ違うことにいまさら気がついた。
石窯の重さは2トンなのか3トンなのか・・・。
1000kgもの誤差を間違えてたのかと問い詰めたいところだが、2トンが3トンであっても余りインパクトは変わらないような気がするのだが。
【店舗データ】
店名:ルーチェサンタルチア
所在地:奈良県生駒市上町5
定休日:元日のみ
TEL:0743-85-5728
営業時間 :11:00~23:00
駐車場:十分有り(60台)
子供連れ:OK
Webサイト:店舗公式サイト