琵琶湖の南部、瀬田川の洗堰のすぐ近くにある南郷水産センター。
生駒や奈良市民には馴染みが薄いが、奈良県と同じ海無し県である滋賀県が、琵琶湖の水産物や川魚を展示・飼育している学習と遊びを楽しめる施設だ。
滋賀県南部の子供にとっては小学校の定番遠足コースになっており、公営の施設として歴史も長い。
園内にはフナやアマゴ、鮎、コイ、チョウザメ、金魚と言った淡水の魚が多く飼育されており、時期によってルアーフィッシングやつかみ取り大会、釣り堀営業などをやっている。
特に魚のつかみ取りは真夏の盛夏の頃に催されることが多く、水に飛び込んで魚を一生懸命つかもうとする子供たちの歓声で賑わう。
釣った魚や掴んだ魚は、時期によってその場でベテランの職員が捌いてくれて、捌きたてを炭火焼きで食べることもできる。
小さな子供向けの釣り堀・ちびっこ釣り堀も用意されているので小学校低学年の子供でも本格的な釣りを楽しめるのが魅力だ。
新鮮な川魚を釣りたて・掴みたてでバーベキューにして食べるのは格別で、野外の開放感も手伝ってこれ以上無い最高の休日を楽しめるだろう。
釣りやつかみ取りを楽しまない場合でも、水産資料館で琵琶湖の魚の生態を学習することができるが、正直こちらはオマケかもしれない。
時期によっては大道芸の芸達者な出し物が見られることも多く、いろいろな楽しみ方ができる施設だ。
なお生駒・奈良から行く場合、多くのカーナビでは名神高速を指示するかもしれないが従わないで欲しい。
琵琶湖の南部に行く場合、阪奈道路を奈良市に向かい、奈良バイパス24号線に入り北上をすれば京奈和自動車道の木津インターチェンジがある。
そこから終点の城陽インターチェンジまで行き、一般道を北進すると京滋バイパスに行き当たるので、京滋バイパス石山インターチェンジまで行くと、もうそこは琵琶湖のほとりで滋賀県の南部だ。
第二阪奈から阪神高速道路・名神高速道路経由で行った場合には片道2800円ほどかかるが、このルートの場合、1300円ほどで済む。時間もこちらのルートのほうが早く着くこともあるのでお勧めだ。
公営なの施設なので入場料も安いので、休日の過ごし方の一つとして考えてみてはどうだろうか。
【施設データ】
名称:南郷水産センター
料金:中学生以上400円 3歳以上200円
営業時間:9:30~17:00(冬季は16:30)
定休日:火曜日・年末年始
所在地:大津市黒津4丁目4番1号
駐車場:500台 500円/日
電話番号: 077-546-1153
目安所要時間:60分
Web:南郷水産センター公式
※所要時間の目安は生駒駅起点で普通乗用車を使った際の最短時間
※写真は全てイメージ