神戸のデートスポット、六甲山にある神戸市立六甲山牧場。
レジャー施設や遊園地を特集しているWebサイトでは余り見かけることは無いが、動物との距離感が近く、いろいろな体験イベントもあり楽しめるテーマパークだ。
農業公園や牧場遊園地は農業法人や株式会社が経営している事が多いが、この施設は神戸市が設立・運営している公立の施設になっている。
テーマは「人と動物と自然とのふれあいの場」。
スイス・アルプス地方の山岳地帯で行われている農耕と牧畜を神戸に再現することをコンセプトに作られており、本当に牧場そのままの空気を楽しめる。
集客のためにアトラクションがあったり、グラススキーがあるということもない。
ヨーロッパの山岳地方で行われているであろう、素朴な牧場そのままの姿だ。
牧場内で飼育されているのは羊、山羊、乳牛、馬、豚、うさぎ、アヒル、牧羊犬と言ったところで、珍しい動物はいない。代表的な家畜を一通り飼育しているのみだ。
しかしそれゆえに、どの動物もとても距離感が近い。
人間と共生し暮らしている家畜であれば当り前の近さがここにはある。
東京ドーム5個分の広大な公園内で動物たちを眺め、エサやりをし、天気のいい休日の午後を過ごすことができる。
そのような施設なので、メインターゲットは恐らく小学校高学年くらいまでの子供を連れた親子連れであろう。
子供も、小学校高学年や中学生になると、こういう素朴な動物とのふれあいを無邪気に喜ばなくなる。
小さい頃は牛や馬を見るだけで喜んだのに、としみじみ思う。
また公園内では、乗馬体験や子牛のミルクやりといったイベントを楽しめる他、バターやチーズ、アイスクリームと言った牛乳を原材料にした乳製品の製造体験を楽しむことが出来る。
チーズ館売店ではできたてチーズを購入することが出来るほか、ケーキやドーナツ、羊毛製品のお土産などを買うことが出来るので、こちらも併せてお勧めしたい。
手作りカマンベールチーズケーキやホエイを使った手作り石鹸は、特に人気の品物のようだ。
なお、公園内は東京ドーム5個分ととても広大なことに加え、アップダウンが大きく登ったり下ったりを繰り返し結構くたびれる。
小さな子供を連れて行く際には、バギーを忘れずに持っていったほうが良いだろう。
また結構歩くので、春先や晩秋でも、天気のいい日は暑さ対策と熱中症対策の水分を必ず持っていって欲しい。
生駒・奈良からは高速道路を使い、車で行くことをお勧めする。
六甲山はイメージよりも意外に近く、1時間20分もあれば到着することが出来るので、よく晴れた春の暖かい日や爽やかな晩秋のお天気の日には特にお勧めのレジャースポットだ。
【施設データ】
名称:神戸市立六甲山牧場
料金:大人500円 小・中学生200円 幼児無料
運行時間:9:00~17:00(時期により多少変わる)
定休日:火曜日(4月~10月は無休)
所在地:神戸市灘区六甲山町中一里山1-1
駐車場:十分有り
電話番号:078-891-0280
目安所要時間:80分
※所要時間の目安は生駒駅起点で自家用車を使った際の最短時間
※写真は全てイメージ