生駒山上遊園地|奈良・生駒菜畑

生駒市民にとっての一大イベント、生駒山上遊園地のシーズン開幕である。

駐車場併設のゴンドラが一新され、トコトコてんとうむしというきれいなカートになった。

まだピカピカだ。

駐車場からの歩道も付け変わり、ゴンドラ横を登っていくルートはなくなっている。

改修にもしっかりお金をかけているようだ。

生駒市立幼稚園の遠足の定番遊園地だが、子供たちの新しい人気アトラクションになりそうだ。

片道300円、往復500円の値段設定も変わっておらず、乗り物フリーチケットでは乗れないという設定も変わっていない。

そして、ゴンドラ代をケチった者には容赦のない、駐車場からの急階段が待っているのも変わっていない。

駐車場から登る階段の一部がつけ変わっているので注意して欲しい。

車ではなく生駒ケーブルで来園した場合も、遊園地までは結構坂を登る。

小さな子供連れの場合で荷物も多い場合は、赤ちゃん用バギーを持ってきたほうが良さそうだ。

なお、生駒山上遊園地は入場料こそ無料だが、車で来園する場合でも有料道路750円と駐車場代1200円、合計1950円が必ず必要になる。

ケーブルカーは大人が往復で720円、子供は360円なので、大人2人、子供2人以上で来園する場合は車のほうがお得ではある。

しかし生駒ケーブルは、ケーブルカーそのものも子供にとっては嬉しい乗り物で、大人には見晴らしのいい生駒山山上から一気に下る光景を見るのも面白い。

余り損得を考えず、家族の事情で使い分けたい。

以前は、駐車場から上がったところに生駒山上遊園地への入り口を示すゲートがあったが無くなっていた。

もしかしたら、駐車場から遊園地に上がってくる場所そのものも変わった気がするが1年ぶりで自信がない。

訪問した日は2017年の開園から最初の休みで、天気の良い3連休だったこともあり、すごい人出だ。

乗り物はどれも、小学校低学年くらいの子供を対象にしたものが多く、レトロな昭和の古き良き遊園地という構成も何も変わらない。

生駒山上遊園地は今年で開設88年。

もうすぐ100年という驚くべき歴史がある。

開園から延々と、小さな子供たちと、子供たちの笑顔を幸せそうに見る親を見つめ続けてきた遊園地だ。

そう思うと、生駒山が地元の人から愛され続けてきたのも当然であろうと思う。

これからも長く続いて欲しい。

急流すべりやロープウエーは少し年齢高めの子供でも楽しめるアトラクションだ。

この2つは天気の良い土日には多くの子供たちが順番待ちをしている。

大阪平野と奈良盆地の両方を見渡せる飛行機のアトラクションも大人気で、こちらは休日にはだいたい相乗りになる。

結構高いところまで上がり、風を切って回るので高いところが苦手な人は恐怖を感じるくらいだ。

小さな子供でも乗れるが、しっかりと抱っこしてあげて欲しい。

昭和レトロなゲームセンターも、何も変わらないのが嬉しい。

後30年もすれば、きっと逆に希少価値が高まり、全国からゲーセンマニアが集まるのではないか、というくらい懐かしいゲームが残っている。

お化け屋敷入り口では、「小さな子供はお父さんお母さんの手をしっかりと握り、彼女は彼にしっかりとしがみつき、お一人様は歯を食いしばって行きましょう」

というなかなか味のあるエンドレステープが流れている。

しかしこのオバケ屋敷、怖いというより急に大きな音で驚かされる仕掛けが多いので、オバケの怖さより音に驚く。

オバケ屋敷とはそういうものだが、いきなりの大音量が苦手な身としては入るのが辛い・・・。

生駒山の山頂を示す三角点はこの遊園地内にあり、しかもよりによってSLアトラクションのレール内にある。

その為、生駒山頂上に立ち入ることが出来ない。

登山をして山頂に行くことが出来ない人気のハイキングコースなど、生駒山ぐらいのものではないか。

このSLももう何十年も変わらず愛され続けているので、移動や撤去するわけにも行かないのだろう。また撤去も望んでおらずこれからも多くの子供達を乗せて楽しませてあげてほしいが、三角点には行けるような何か工夫があれば良いのだが。

これだけ遊べて、フリーチケットは中学生以上3200円、小学生3000円、幼児2500円。

高いか安いかといえば、ぶっちゃけ大人が乗るには高い気がするが、小学生で全ての乗り物に乗れる年齢なら、ちょうど楽しめる感じでお得感があるのではないだろうか。

幼児は年齢制限などがある乗り物もあるので、微妙かもしれない。

しかし、大阪の有名テーマパークに比べれば格安だ。

身近な遊園地として、これからも生駒市民に愛されるづけるだろう。

なお、生駒から山上遊園地に行く場合、春の天気のいい休日の午後には、生駒山麓公園の手前で車が激しく渋滞することがある。

山麓公園に入りきれない車が山麓公園駐車場の入り口で完全に止まってしまうためだ。

ひどい場合、山麓公園横を通過するだけで30分掛かってしまうこともある。

天気の良い春の休日の場合、朝からお出かけすることをお勧めする。

【施設データ】

名称:生駒山上遊園地       

料金:入園料無料 駐車代1200円/日 750円/有料道路 

開園時間:10:00〜17:00(夏休みはナイター営業などあり)

休園日:木曜日          

所在地:生駒市菜畑2312-1     

駐車場:十分有り         

電話番号:0743-74-2173      

Web:http://www.ikomasanjou.com/ 

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