小瀬保健福祉ゾーンの中にある無料の足湯、歓喜の湯だ。
いつも多くの人で賑わっており、正直なかなか足をつける隙間が空いていることがない。
夏の暑い日か、天気の悪い日には人が少ないので狙い目かも知れないが、それでは楽しめないではないか、という欠点もある。
この日は屋外にいるにはまだ寒い季節の平日の午後。
さすがに人は少ないが、平日の昼間でも天気がよく暖かければ人で溢れている事が多い。
足湯だけを浸かりに来ると、やや難しいかもしれない。
矢田山遊びの森への行き帰りか、ハイキングの途中についでに寄るくらいの感覚で、余り期待せずに行ったほうが良いだろう。
無料の温泉なのに、トイレが完備され女性用のみだが更衣室まである。
管理人さんらしき人もいるので、清潔に保たれている。
しかし、この温泉を生駒市が開発するに当たっては、何か思い出してはいけない、贈賄や収賄のようなきな臭い話があったような気がしないでもないが、思い出さないでおこう。
なんせ、温泉鉱脈を掘り当てたのに、これだけの施設にしかなっていないのはもったいない。
泉質も正真正銘の温泉で、美人の湯と言われるアルカリ性温泉だ。
きっと音の花温泉と同じ泉質なんだろう。
なぜここにも予定通り温泉施設ができなかったのだろうと、残念でならない。
この施設内には、温泉自動販売機という珍しい施設がある。
100リットル100円で温泉を持ち帰って、家の湯船に入れるという仕組みだ。
しかし、商売の道具として使うことは禁止されているようで、個人が個人の家で楽しむ範囲でしか使えないということだ。
とはいえ、個人がどうやって一般家庭用の浴槽200リットル分ものお湯を持ち帰れるというのだろう。
一般的なポリタンク10個分もあるではないか。
そんなに大量のポリタンクなんぞ家に余ってないし、巨大な水槽に100リットルずつ入れて運ぶなど、持ち上げ不可能である。
利用実績はおそらく、かなり低いのだろう。
自動販売機は1台壊れており、もう相当長いことそのままになっている。
知っているだけで5年は故障を続けている。
ちなみに5年前、一度だけポリタンクを大量買いして家の湯船で入ったことがある。
ポリタンク代や後に残った保管場所の確保、往復の労力を考えると、正直、音の花温泉に行ったほうが楽だと思った。
思いつきで買ってしまったポリタンクは今でも納戸の中を占拠している。
【施設データ】
名称:歓喜の湯
料金:入浴料、駐車代共に無料
開設時間:10:00~18:00
休日:無し
所在地:生駒市小瀬町1100番地13
駐車場:6台
電話番号:0743-74-1111
※電話番号は生駒市役所