天気が良かったので、ふと思いついて萩の台~矢田山遊びの森の間をハイキングしてみようと思った。
少し日が傾きかけた頃合いだったので、汗をかくにはちょうどいい。
矢田山自然の森に向かう、生駒側から山に入る入口に差し掛かると、眼下に第二阪奈有料道路が見える。
生駒山もきれいだ。
所要時間は健脚ならば片道60分。往復2時間あれば踏破可能な距離だ。
無心になって歩き、約45分で目的地に到着。
矢田山遊びの森の子ども交流館だ。
ここに来て何をするわけでもなく、少し池の周りを散歩して帰路についた。
ふと帰路の峠付近で気になるものを見つけた。
榁木山弘法大師堂(むろのきざん こうぼうだいしどう)と読むらしい。
こんな山奥に弘法大師様をお祀りするお堂があるのかと周囲を見渡したが、民家らしい駐車場の奥らしくひと気もないので入るのを断念した。
しかし、気になるのは周囲の観光案内の各種。
矢田山あそびの森と南生駒はわかる。
そこはハイキングの定番ルートになってるので、通る人は意外に多い。
クマは出ないがイノシシが出るので、若い女性だけのハイカーを見かけたことはないが。
しかし、本当にこの方向から東生駒にぬけることなど出来るのだろうか・・・?
ふと、その方向に目をやると、結構踏み込むのをためらう道が確かにあった。
しかし、いきなり2またに分かれている。
片方は登りで片方は下り。
どっちも東生駒に抜けているワケがないではないか。
アミダの運試しで踏み込む勇気はちょっとないルートだが、生駒にこんなハイキングコースがあったのかと今更気がついた。
近くの案内板に目をやると、やはりこの先はハイキングコースになっているようだ。
しかし、見るからに怖い。
通行不能区間が多すぎるではないか。
しかも途中から通行不能になっているとか、素人が思いつきで行ってはいけない空気をプンプン感じる。
いったん踏み込めば、運が良くても東生駒の帝塚山学園まで山道をひたすら歩かなければならないようだ。
看板には、「生駒フィールドミュージアム」の案内とともにたけまるくんが誇らしげにあしらわれている。
きっと生駒市が新たに開発中の観光資源なんだろう。
家に帰ったら検索してみようと思い、南生駒方面に歩を進めた。
山を抜け南山手台の上まで帰ってきた。
無事に山を抜けることが出来てよかったが、このハイキングコースは不法投棄をする輩も多いようで、山の所有者さんは困っているようだ。
少しやんちゃそうな若者が山中にバイクでたむろしていることもあるので、できれば男性を含むグループで歩いたほうが無難だ。
しかし、家に戻り「生駒フィールドミュージアム」なるハイキングコースがどれだけ整備されてどう楽しめるものなのか。
検索してみて更に謎が深まった。
記事を書いている2017年3月現在でグーグル検索すると、
生駒フィールドミュージアム – 生駒市
総務課 | フィールドミュージアム | 生駒市公式ホームページ
生駒フィールドミュージアム | 生駒市公式ホームページ
などの生駒市の公式ページがヒットするが、開いてみると白紙か削除された跡地だ。
一番上の記事に至っては404。
つまりなかったコトにされてる。
個人がまとめたらしい、「フィールドミュージアム構想」というページまで削除されている。
もしかしてこれは、触れたらとんでもない巨大な力が働いている悪のプロジェクトなのではないだろうか、などと妄想を膨らませてみるが、単に情報が古いだけなのだろう。
一度屈強な男性グループを引き連れて、榁木山弘法大師堂から東生駒まで抜けてみようと思う。
なにかわかることがあるかもしれない。