生駒市小瀬から車で5分ほど、一山越えればたどり着ける矢田山遊びの森・自然公園。
生駒市からすぐに行けるので、所在地で言うと大和郡山市になることをあまり知らない人も多いかもしれない。
国道308号線を南向きに走っていると、小瀬あたりで「左折 矢田山遊びの森」という看板が見え、そこから10分ほどで行くことが出来る。
アピタあたりのイメージしか無いが、れっきとした大和郡山である。
この公園の素敵なところは、本当に何もないことだ。
見渡す限り、こんな風に森と緑が広がっている。
春の暖かい日や、暑い夏の日の夕方など、ここをただ散歩するだけでも気持ちいい。
子供はただ走り回りフリスビーをするだけの、昭和のピクニックを楽しめる場所だ。
池の周りをぐるりと散歩するコースもある。
虫の声を聴き、羽を休める鳥たちを見ながら森の中の水辺を散歩すると非日常な時間を過ごしている気分になる。
昔はどこにでも、こういう場所があった。
公園内には子ども交流館という施設が併設されている。
予約をすれば料理体験や間伐材を使った炭窯体験もできるようだ。
予約無しでも、施設内にある図書や情報を閲覧することができる。
常時管理人がいて清潔に保たれており、施設内にはトイレもあるので安心して遊ぶことができる。
これだけ自然に囲まれた気持ちのいい公園だが、火気の使用は禁止だ。
キャンプもボール遊びも禁じられており、犬もノーリードは禁止されている。
お互いのマナーを守って気持ちよく使用して欲しい。
それにしても、県の管理している公園にも関わらず、飯盒炊爨を飯盒炊飯と注意書きで間違えてしまうのはいかがなものか。
駐車場は40~50台分のキャパがあるので十分と言いたいところだが、春先には駐車場に入れないことがある。
お弁当を広げて1日のんびりしている家族連れも多く、生駒からすぐに行ける山の奥の自然公園はやはり人気があるようだ。
なお、生駒から矢田山遊びの森まではハイキングコースになっているが、徒歩で行くのは小学校高学年くらいからにした方がいいだろう。
途中は結構傾斜のきつい山道で、かつ季節によってはイノシシが出る。
小さな子供とお母さんだけでハイキングに行くのは全くお勧めできない。
(というより無理です危ないのでやめて下さい・・・。)
とは言え、生駒側から車で行くのもサンデードライバーには厳しい道かもしれない。
途中は何箇所か結構な狭路になっており、なかなか車で通ることが無いような傾斜を登っていくため、初めて行くときは驚くだろう。
ちなみにこれが、生駒側から山に入る道だ。
正直初めて行こうとした時は絶対に道を間違えたと思ってここで引き返した。
でも、ここであっている。
この先、場所によってはもっと細くなり、離合困難な道にも関わらず結構対向車が来る。
車で出かける時は運転に慣れた人に連れて行ってもらうと良いだろう。
【施設データ】
料金:入園料、駐車代共に無料
開園時間:8:45~17:00(子ども交流館は16:30まで)
休園日:月曜日、年末年始
所在地:大和郡山市矢田町2070
駐車場:40~50台ほど有り
電話番号:0743-53-5819(矢田山遊びの森 森の情報館)