西大寺から平城山の方に抜ける、奈良競輪場の近くにあったらラーメン店、「らーめん・つけめん鬼平」が閉店していた。
マンションの1階にあり、昭和の時代にはよく在った、集合住宅1階のミニ商店街のような場所にあったお店である。
他のお店はとっくに閉店し、まるでゴーストタウンのような場所にある立地条件であったが、幹線道路に面した広大な駐車場は利便性がよく、お客さんもよく入っていた。
しかし、味の特徴が極めて緩慢で、食べた後に殆ど印象に残らないラーメンであった。
強烈なインパクトを残し、なおかつ美味いラーメン店がしのぎを削る奈良においては厳しいかと思っていたが、開店から2年保たずの撤退となった。
ラーメン店の寿命は本当に短く、3年ももたない店がほとんどであることを改めて思い知る。
なおこの店舗は、大阪の阿波座に本店が在ったが、本店の方も廃業していた。
どうやら本店が潰れたので、支店であるこちらも閉店に追い込まれたということなのだろうか。
そのあたりは分からないが、もしそうであれば、この場所でまた前の店主あたりが復活しそうである。
なんせお昼のピーク時でも、一人で切り盛りするタフな店主であった。
あれだけの仕事を一人でこなして、そもそも休みが取れてるのかと他人事ながら心配であったが、お店が潰れてしまっては365日毎日が休みになってしまう。
そう思うと、どれだけ体がきつくても、仕事がありお客さんが来てくれること以上に、事業主として幸せなことはない。
跡地の利用は未定のようだが、こちらも何か入るようであれば、また追ってレポートしたい。
【閉店時データ】
店名:らーめん・つけ麺鬼平
所在地:奈良市秋篠早月町9-1
定休日:無し
TEL:0742-93-8988
営業時間 :11:00〜15:30 17:00〜23:00
駐車場:10台程度
子供連れ:OK
Webサイト:ー