近鉄生駒駅から近鉄けいはんな線で2つ目の駅、学研北生駒駅。
文字通り、けいはんな線終点の学研奈良登美ヶ丘と並んで生駒市最北端の駅だ。
ここから先、北は高山地区を経てくろんど池自然公園を過ぎれば交野市もしくは枚方市になる。
ノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥教授が一時期、研究開発を行っていた奈良先端科学技術大学院大学の最寄り駅で、駅周辺には多くの商業施設があり、それを取り囲むように住宅地がある街の構造になっている。
駅のすぐ南をならやま大通りが通り、北には国道163号線、西には県道7号線が通るなど道路事情もかなり整備されていて交通の便が良い。
駅近くには飲食店も多いが、徒歩圏内に住宅地は少なく、ここからバスに乗り継ぐ通勤通学スタイルの住人が多い。
乗降客の多い駅で自動改札は4基備えられており、生駒線沿線よりもだいぶ恵まれた駅舎と駅周辺環境になっている。
しかしながら白庭台と並び大阪に通勤する人たちのベッドタウンのため、朝夕以外に乗降客を見ることは少ない。
昼間の駅周辺は、完全な車文化の街だ。
駅の南側には大きなロータリーがあり、電車のある時間帯にはタクシーが数台ながら常駐している。
路線バスも整備されており、ここからバスに乗り継いで家路につく人も多い。
駅から徒歩圏内の東側に焼き立てパンのサンマルクがあるが、西側にはなぜかスターバックスカフェまで出来て地元住民も驚いた。
正直、ここで儲かるのは鳥取よりもさらにハードルが高いような気がするのだが・・・。
しかし、スターバックスの先さらに100mほど行くとコメダ珈琲店があり、駐車場は平日昼間からいつも車でいっぱいだ。
大手のコーヒーチェーンがこんな片田舎に固まっているからには、きっと何か、コーヒーチェーンが儲かるセオリーを満たした何かが、この地にあるのだろうか。
【駅データ】
名称:近鉄北生駒駅(C29)
所在地:生駒市上町3535-6
乗降客数:約6200人/日(2015年度)
ロータリー:広いロータリーが南側出口にあり
乗り継ぎ:バス・タクシー共にあり
※乗降客数は11月10日の計測値で近鉄HP公式発表に依る