古都奈良の夏の風物詩、春日大社・高円山の大文字山焼きに合わせ、ならファミリーの屋上開放が行われる。
開催日は8月15日で、時間は19時~20時30分。
開放されるのは若草山方面に向いた部分、6Fレストラン街出入り口に繋がる階段周辺の部分のみで、キッズハーモニーなどは18時30分に閉鎖され、立ち入ることはできない。
入場制限があり、先着200名までとなっているが、整理券の配布が先着順で行われることになっている。
整理券の配布は屋上スカイデッキの入口付近で、200名に達し次第配布終了となるので、希望者は当日かなり早めに足を運んだほうが良さそうだ。
整理券の配布は屋上特別開放が始まる19時に併せて始まるが、それなら整理券など配らずに先着200名が入れるようにするだけでも良さそうな気もするが、トイレなどの出入りもあるのでそういうわけにはいかないのであろう。
なお、若草山の大文字焼きは、意外に思われるかも知れないが既に57年の歴史があり、その文字の大きさも1画目が109m(京都は80m)、2画目が164m(京都は160m)、3画目が128m(京都は120m)、火床の数も人間の煩悩と同じ108基(京都は75基)と、京都の山焼きに比べはるかに大きくなっている。
奈良市内各所からきれいに見ることが出来るが、ならファミリーの屋上からもはっきりと見ることが出来るので、多くの見学希望者が集まり、混雑しそうだ。
五山の送り火と同様に、お盆の送り火として始まった奈良の山焼きだが、元の趣旨は奈良県出身戦没者の魂を慰め、供養の意味を込めて大の字で送り火を焚いてお送りするものだ。
それぞれのご先祖様を想い、夏の夕闇に浮かび上がるお盆の最後のイベントを眺めながら、ゆったりした気持ちに浸ってみるのも悪くないのではないだろうか。
【イベントデータ】
名称:奈良大文字送り火
開催場所:ならファミリー屋上開放
所在地:奈良市西大寺東町2丁目4-1
年月日:2017年8月15日(火)
開催時間:19:00~20:30
問合せ先:-
料金:無料
駐車場:2000台(2時間まで無料)
目安所要時間:25分
Web:ならファミリーイベントサイト
※所要時間の目安は生駒駅から普通乗用車を使った際の最短時間
※写真は全てイメージ