壮麗で荘厳な美しい建物で、奈良を代表する寺院として知られる東大寺。
その東大寺では、毎年お盆の最終日である8月15日に大仏殿の周りを2500基の灯籠で囲む「万灯供養会(まんとうくようえ)」が開催される。
仄かな燈篭の灯に浮かび上がる東大寺大仏殿の姿はまさに幻想的の一言で、ご先祖様をお送りする送り火としてこれ以上のものはない風景を、古都奈良のこの名刹に作り出してくれる。
開催日は2017年8月15日で、時間は陽が落ちたあとの19時~21時。
大仏殿正面を中心に燈籠が並べられ、大仏様のお顔を拝顔できる観相窓も開け放たれることから、幻想的な光景の中で大仏様を拝観することができる。
なお同時刻、殿内では僧侶が『華厳経』を読誦して法要をいとなむ。
灯籠や祈願の申込みも受付中で、Web上から手続きをすることが出来るので、希望者はなるべく早く申込んだほうが良いだろう。
お盆に帰省することができない人たちのために、せめてご先祖様の供養をしてもらおうという趣旨で昭和60年に始まった行事は、すでに30年以上の歴史がある。
毎年多くの観光客で混雑する行事だが、地元奈良からも足を運びたいとてもおすすめのイベントになっているので、予定が合えば8月15日は、東大寺大仏殿に出かけてみてはどうだろうか。
【イベントデータ】
名称:東大寺万灯供養会
開催場所:東大寺大仏殿
所在地:奈良市雑司町406-1
年月日:2017年8月15日(火)
開催時間:19:00~21:00
問合せ先:0742-22-5511(東大寺)
料金:無料(通常拝観料は必要)
駐車場:専用駐車場無し(近隣利用)
目安所要時間:30分
Web:東大寺公式Webサイト
※所要時間の目安は生駒駅から普通乗用車を使った際の最短時間
※写真は全てイメージ