ランチばかりでなく、生駒市にしては珍しく夜ご飯もいつもお客さんでいっぱいの中屋。
東生駒にある昔ながらの中華料理屋で、地元民からの支持はかなり厚い。
昭和の時代に、どの街にも必ず1件はあったような、いい意味で飾り気のない大衆中華のお店だ。
まだ親に手を引かれていた幼かった頃、こういう中華料理屋さんにたまに連れて行ってもらい、メニュー表を見るだけでわくわくしたいつかの記憶を思い出させてくれる。
駐車場は店裏に4台分あるのだが、初訪だと場所がわかりづらいかもしれない。
168号線沿いを南から東生駒駅に向かい走っていくと、東生駒駅の手前で大きく「中屋」と書かれた看板が見えるが、ここに駐車場がある。
一番上の画像、マンションのような建物の手前で、自動販売機のところを左折で入る。
お店の正面玄関は反対側だが、一番下の画像のような、勝手口のようなところからも入って行けるので、車できた際にはここから入ると良いだろう。
なお中屋は、2017年4月から営業時間・定休日が変更になっているのだが、食べログやグーグルの営業情報が古いままだ(2017年6月現在)。
この記事をポストした時点で、営業時間は11:30~13:30と17:30~21:30。
定休日は毎週水曜日と、第3・第4火曜日である。
これまでは第3・第4木曜日だったのだが、変更になっているので注意して欲しい。
昼間にはオトクなランチメニューもあるが、夜の時間帯でも十分リーズナブルだ。
写真も食品サンプルもないのでどんな一皿が運ばれてくるかは来てみるまでわからない。
しかし、このお店ではボリュームもクオリティもまず外すことはないので、食べたいものを素直に注文して良いだろう。
街の中華料理屋さんで無性に頼みたくなる、飾り気のないラーメン。
それに焼き飯とえび天の甘酢掛け。
これによく冷えたビールがあれば、もう他に人生に何を求める必要があるだろうか。
ミシュラン3星店の豪華なフレンチフルコースよりも、この黄金のトライアングルに叶う男メシがあれば持ってきて欲しい。
冷たいビールで喉を潤しながら頂く中華ほど、「メシを食いたい」という本能を思う存分満たしてくれる組み合わせはなかなかない。
なおラーメンは、本当に街の中華屋さんのラーメンである。
みつ葉や麺屋ノロマ、ひで常のような奈良3大ラーメン巨匠(※個人の感想です)とは全く違う土俵で戦う、昭和の中華料理屋のラーメンだ。
焼き飯はパラパラなのは当たり前。
中華鍋で丁寧に炙られ、余分な油を感じさせずにシンプルな具材で頂く焼き飯は、米の旨味を引き出しながらも中華の技法で薄化粧させてもらっており、食べれば食べるほど腹が減る。
えび天の甘酢がけは、もちろんガッツリと身の詰まったプリプリの食べごたえ。
食べごたえのあるガッツリした海老が5尾も入って1080円はコスパ抜群だ。
ぜひ、ビールと一緒に注文して欲しい。
肉野菜のうま煮と五目焼き飯だ。
とにかくこの店は、何を注文してもハズレがないし、ガッカリするということがない。
何を食べても旨い。
期待通りの味で、火がついた食欲に正面から立ち向かってくれる。
中学生や高校生など、運動部で食べごろの子供がいる家庭でも値段の心配をする必要が無い上に、味もボリュームも満足できる。
飾り気がなく、派手な演出やメニューもないが、味と仕事に実直な街の中華屋さんであり、いつまでもこの場所で営業を続けて欲しいと願う。
なお繰り返しになるが、特に土日祝日の夜は、生駒にしては珍しく、ピークタイムに家族連れで行くと待つことが多い。
ビールと中華が最高にうまい、暑さが気になりだす季節は特にその傾向が強く、駐車場に車を駐めることすらできないことがある。
混雑状況を確認しながら、 ピークタイムを少しずらして訪問をするようにしよう。
【店舗データ】
店名:中華料理 中屋
所在地:生駒市山崎町21-2
定休日:水曜日 第3・第4火曜日
TEL:0743-74-4036
営業時間 :11:30~13:30 17:30~21:30
駐車場:店裏4台
子供連れ:OK
Webサイト:無し