大和郡山市の矢田寺が別名「あじさい寺」と呼ばれるように、日本には紫陽花が代名詞になっているお寺が数多く存在する。
矢田寺では60種類、1万株のあじさいを育てており境内を彩っているが、万葉の時代から日本人の心を癒やしてきた紫陽花の花。
春の桜と同様に、梅雨の時期になると雨に濡れた水色のあじさいの花弁を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。
そんな日本人に愛され続けてきた紫陽花の花は、万博記念公園の自然文化園でも大切に育てられている。
こちらは30品種4000株ほどが毎年6月上旬に見頃を迎え、その時期に合わせて毎年あじさいまつりが開催されているが、期間中はあじさいをテーマにした俳句のコンテストも行われるなど、とても風情のある祭だ。
2017年は6月3日(土)から25日(日)の日程で開催される。ただし、期間中であっても7日、14日、21日の水曜日は閉園日なので注意して欲しい。
俳句の募集期間は平成29年6月3日(土)から11日(日)まで。
応募は自然公園文化園の総合案内書で受け取る専用の応募用紙に記入し、投函箱に入れて参加する。
入選作は6月17日(土)に決定され、あじさい園に掲示されるので、俳句に自信のある人はぜひチャレンジしてみてはどうだろうか。
なお、2016年の入選句は
「七段花 青きせせらぎ 奏でをり」
(しちだんか あおきせせらぎ かなでをり)
幻のあじさいと言われ続けた七段花の花弁が、美しく咲き誇っている様を詠んだ句が選ばれた。
近くには人気の商業施設NIFREL(ニフレル)もあるなど、万博記念公園は一日を通して楽しめる施設になっているので、お買い物のついでに、お天気が良ければ立ち寄ってみてはどうだろうか。
万博記念公園のあじさいの森もかなりの規模だが、それでも30種類4000株。
矢田寺の60種類10000株という数字がどれほど凄いものかよくわかる。
ちなみに矢田寺ではあじさい祭と銘打ったイベントはないものの、6月1日からあじさい園が開園され、観光客で賑わう。
こちらの方も、とても楽しみだ。
【イベントデータ】
名称:万博記念公園 あじさい祭り
開催場所:自然文化園 あじさいの森
所在地:吹田市千里万博公園1−1
年月日:2017年6月3日(土)~25日(日)
開催時間:9:30~17:00
問合せ先:06-6877-7387(総合案内書)
料金:無料(自然文化園入園料大人250円)
駐車場:有り(2時間400円~)
目安所要時間:40分
Web:万博記念公園イベント公式サイト
※所要時間の目安は生駒駅から普通乗用車を使った際の最短時間
※写真は全てイメージ