万博記念公園 螢の夕べ2017|大阪・イベント

万博記念公園の日本庭園に生息するヘイケホタルとゲンジボタルを鑑賞するイベント、「万博記念公園 蛍の夕べ2017」。

今年も蛍の活動が活発になり始める5月下旬から6月上旬にかけて開催される。

最近は日本のどこもがすっかりと都市化・宅地化が進んでしまい、生駒市でもホタルを見ることができる場所は極めて限られるようになってしまった。

一定以上の年齢層であれば、夏休みの楽しい思い出にはいつも蛍の幻想的な光と田舎の田園風景、心地良い風が吹き抜ける、陽が落ちた清流のせせらぎが目に浮かぶだろう。

そのような自然環境を残し、せめてイベントごとでも蛍の可憐な姿を子供たちに伝えることが、今できる精一杯のことかもしれない。

蛍を愛でる文化は日本ではその歴史はとても古い。

和歌にも多く歌われているが、その代表的な歌は古今和歌集に収められた一首、詠み人紀友則の作であろうか。

夕されば蛍よりけに燃ゆれども 光見ねばや人のつれなき

(夕方になれば私の恋の心は蛍よりも明るく燃え上がるのに、蛍と違って目に見えないから、恋しい人は私につれないのであろうか)

など、やはりロマンチックな恋を語る時に登場する風景のようだ。

紀友則と言えば、

ひさかたの ひかりのどけき 春の日に しづ心なく 花のちるらむ

(穏やかに春の陽が挿すこんなにのどかな良い日なのに、なぜ桜の花は散り急ぐのだろうか)

で有名な歌人だ。

自然を始め万物に思いを寄せる、心優しい詠み人であったことが窺える。

なお余談だが、平安時代の「花」は梅を指すことも多く、この場合総合的に考えて桜を歌ったものであると解釈がなされているのだが、それでも現代の私達が想像するソメイヨシノの散り際を歌ったものではない。

ソメイヨシノは明治時代に接ぎ木でうまれた木なので、この時代の桜といえば山桜だ。風景を思い浮かべる時は注意しよう。

さて1000年以上に渡り日本人に愛されてきたその蛍。

万博記念公園の日本庭園で、夜8時過ぎから見頃を迎える。

万博公園の公式Webサイトでは、蛍の発生状況を毎日更新してくれているので、イベントに出掛ける前には現在の状況を確認できるのも嬉しい。

蛍は風のない、穏やかだが湿気の多い気候、まさに5月末から初夏の走りに掛けてが一番鑑賞の機会に恵まれる。

会期中である2017年5月27日(土)から6月11日(日)までは、開園時間も21時30分まで延長される。

なお、開園時間は21時30分までだが入園は21:00まで、駐車場の入場も日本庭園前駐車場、中央駐車場に限って延長されるが、それでも時間は20:30までだ。

それぞれの最終時刻には十分注意して欲しい。

また蛍の動画撮影や写真撮影も厳しく禁じられているので、ルールを守って鑑賞するようにしよう。

一年で最も過ごしやすい季節。

子供を連れて家族で、あるいは恋人同士で、平安の時代から恋の想いを乗せて優雅に舞った蛍に会いに行ってみてはどうだろうか。

【イベントデータ】

名称:万博記念公園 螢の夕べ   

開催場所:日本庭園 西地区流れ 

所在地:吹田市千里万博公園1−1  

年月日:2017年5月27日(土)~6月11日(日)

開催時間:21:30まで       

問合せ先:06-6877-7387(総合案内書) 

料金:無料(自然文化園入園料大人250円)

駐車場:有り(2時間400円~)   

目安所要時間:40分        

Web:万博記念公園イベント公式サイト 

※所要時間の目安は生駒駅から普通乗用車を使った際の最短時間

※写真は全てイメージ

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