三輪素麺茶屋 千寿亭(せんじゅてい)|奈良・桜井市

ミシュランガイド2017特別版で調査員お勧めのお店に選ばれた、奈良・桜井市にある三輪そうめんランチのお店、千寿亭だ。

そうめんのような極めて日常的な食べ物でミシュラン調査員の好みに合った店とはどんなお店なのか、とても楽しみに訪問した。

169号線沿いのこの桜井市の辺りは、工場直送でそうめんランチを頂ける店が軒を連ねている。

おそうめん屋さんが外食産業としてこれだけの密度でひしめくのは、いかにもそうめんの街らしくて壮観だ。

こちらのお店も、そうめん製造販売を手がける株式会社池利の工場に直付けである。

お店の前にも駐車場はあるが、とても収まりきらない大人気で、工場の敷地内いっぱいまで駐車して良いことになっている。

駐車可能台数はざっと30台といったところだが、それでも暑い時期の土日祝日になると、ランチのピークタイムには駐車場に入れない車であふれることがある。

想像以上にすごい人気だ。

ちなみにこの日は車を駐めるまで5分待ち、席に座るまで20分待ちであった。

当然のことだが、そうめんがメインのお店である。

温かいそうめん(にゅうめん)のメニューも豊富だが、暑い時期はやはり、圧倒的に冷たくさっぱりした冷が人気だ。

セットメニューも豊富で、そうめんをメインにしたごちそうランチと言ったところだ。

いろいろなそうめんを食べ比べできる三色そうめんや五品そうめんも人気があるようだ。

とりあえずいろいろなものを少しづつ頂ける、千寿亭昼膳と三輪の膳を頂くことにした。

上が三輪の膳で下2枚が千寿亭昼膳だ。

三輪の膳はそうめんに細平打うどんをそれぞれ食べ比べできるようになっており、お刺身や海老天、季節の野菜の天ぷらが付く。

ご飯にデザートも付いており、いろいろな味のバリエーションを楽しめる。

お刺身は、マグロはありふれたバチマグロのようだったが、イカのお刺身はおそらく剣先イカだろう。

おまけのように付いてくるイカで、あの濃厚な食感と旨味の剣先がついてきたことは嬉しい不意打ちだ。

ちなみに、真ん中に見える黄色い固まりは玉子ではない。

コーンを皮付きのまま摺りおろしたものを寄せたものだ。

おそらく葛寄せのような手法で作っていると思うが、相当柔らかで、コーンの甘味がそのまま味わえる。

千寿亭昼膳はそうめんをメインに地鶏すき焼き、ナスの炊きもの、柿の葉寿司、うざくなどが付く。

地鶏はしっかり味の濃いうまい肉だが、お肉の量で言うと余り多くは入っていない。

野菜山盛りすき焼きといったところだ。

さて、肝心のそうめんだが、つやつやして喉越しがよく、さすがに専門店で頂くプロの味だ。

お出汁は家庭用のつけ汁に比べ、干し椎茸の戻し汁の味と風味が濃厚なものになっている。

家庭用で使う出汁には余り出回らない味だが、外でそうめんをいただく時には干し椎茸をつかうお出汁を出すような店が多い印象がある。

千寿亭でも、そうめんを頂いた時に一番前で感じる出汁の味は干し椎茸の風味。

その後、魚系の濃い旨味が追いかけてくる。

手間暇をかけてとった美味しい出汁だ。

ただやはり、そうめんは極めて日常的な食べ物なので、そうめんそのものに驚くような旨味があるわけではない。

そうめんランチというテーマの中で、そうめんと合うごちそうを手間暇かけて作り、お客さんをもてなそうというコンセプトであろう。

惣菜はどれも手間がかかっており、そうめんの心地よい喉越しを楽しみ、合間に美味しい惣菜を頂く。

その繰り返しで、食欲のない暑い時期でもサッパリと栄養のあるものをたくさん頂けるという寸法だ。

そうめんを外で食べるというので、どういうものを頂けるのか期待していたが、日常の料理の中に心尽くしを表現する、とても美味しいランチであった。

なおそうめんはたっぷりの氷とともに提供されるので、時間が経つとどんどんダシが薄くなってしまう。

出汁が薄くなったり足りなくなった場合、メニュー表などに案内の記載はないが、出汁は追加で頂くことができる。

遠慮なくお願いしよう。

【店舗データ】

店名:三輪そうめん茶屋 千寿亭 

所在地:桜井市芝293      

定休日:金曜日(祝日の場合は木曜日)

TEL:0744-45-0626        

営業時間 :11:00~18:00      

駐車場:30台          

子供連れ:OK           

Webサイト:千寿亭Webサイト   

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