マーガレット畑に遊びに来た・・・わけではない

春真っ盛りなので、お花畑に出掛けてみた。

マーガレットが一面に咲いている。いやコスモスかもしれない。

小さな花や大きな花~一つとして同じものはないから~♪

思わず歌いたくなるほどキレイに咲いている。

どこか少し違う気がしないでもないが、これもマーガレットだろうか。

ちなみにマーガレットの花言葉は「心に秘めた愛(白)」だそうだ。

心に秘めた愛というより、練り物に秘めたうずらの卵に見える。おでんの練り物でうずらの卵が入っているアレ。

でもこれ、マーガレットとはなんか葉っぱが違う気がする・・・とお思いではないだろうか。。

じつはこれ、シュンギクの花だ。拙宅の家庭菜園スペースで放置された春菊が春になり、大輪の花をどんどんつけ始めた。

冬には鍋料理に、春夏秋はおひたしにすると美味しい春菊。

実は放置するとこんなに美しい花が次々に何輪も咲く。

一つの株に3~5輪は花をつけるのでまさにお花畑状態だ。

春菊は元々地中海沿岸の原産で、地元ヨーロッパでは食用ではなく観賞用として栽培されている。

日本では花が咲く前に葉っぱで食べてしまうので余り知られていないが、実はこんなに美しい花を咲かせる植物だ。

ホームセンターで売っている春菊の種を蒔いて放置すれば、誰でも簡単に花を咲かせることができる。

ちなみにマーガレットは和名を「木春菊(もくしゅんぎく)」という。

若葉のうちは春菊に似ており、大きく育てると茎が木質状になっていくことからこの名がついたそうだ。

春菊とは同じキク科に属する植物なので、花が似ているのも当然というところか。

マーガレットの中には、いろいろな色を生み出すために春菊との交配を進めている株もあるというから、かなり近い近縁種なのだろう。

なおこれらの春菊は、決してお花畑を作りたくて食べずに放置したわけではない。

大した手入れもしていない家庭菜園スペースに、2016年10月に適当に種をばらまいたら、案の定、全然育たなかった。

ちゃんと秋蒔き用の種を使ったのだが、肥料もやらないし土壌もアルカリ性に戻すような作業もしていないので、まともに育つわけがない。

全然葉が開かず、少しも美味しそうではなかった春菊が、生駒の厳冬を耐え抜いて、痩せた土であるが故に我が家の鶏鍋に放り込まれる災難からも逃れ、大輪の花を咲かせたというわけだ。

ある意味で、目立たないように、食べられないように自らの成長を抑え、そして食べられてしまう前に花を咲かせ、やがて種を作ることになったのだと思えば、実はこの植物は身を守るために成長をしなかったのではなかろうかと思えてきた。

栽培農家の方のブログなどをいろいろ読んでみると、春菊の花は食用可能で食卓の彩りにも良いようだが、ぶっちゃけ美味しくないようだ。

そこまでするくらいなら放置して、種を結ぶまで花畑として楽しもうと思う。

ちなみに昨年は同じことを、チンゲンサイでやらかした。

チンゲンサイも、まるで菜の花のような美しく小さな花をたくさん咲かせ、やがて大量の種をばら蒔いて枯れていった。

こちらは、花としてはとてもきれいなのだが、正直匂いがかなり臭い。

春菊の花は美しく蜂もよって来ない上に香りもほぼ無臭なのだが、チンゲンサイは臭い上に蜂が結構寄ってきたので危険この上なかった。

余りオススメできない。

放置するなら春菊にしよう。

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