710年に鎮座され、1217年に創建された歴史ある神社、奈良市の氷室神社でひむろしらゆき祭が開催される。
氷室神社は製氷業界や冷凍食品業界の神様として、氷に縁があるご利益で知られてる神社だ。
その名の通り、710年に氷神がご鎮座された後、冬季に結氷した氷をこの地で氷室に保管し、4月以降に平城京に運び込み、朝廷・皇室の御用を満たした。
その縁から始まったひむろしらゆき祭だが、祭り自体の歴史はごく最近のもので、今年で第4回目だ。
歴史はまだまだ浅い祭だが、2016年5月に開かれた第3回ひむろしらゆき祭では10000人以上もの来場者が集まり、決して広いとはいえない会場に人が溢れた。
今年の開催は5月6日(土)、7日(日)と、ゴールデンウィーク最終2日間に行われることもあり、昨年以上にたくさんの人が集まりそうだ。
なおイベントでは、かき氷を奉納し氷菓・冷凍食品業界の発展を祈る祈願祭なども行われるが一般公開はされない。
来場者のお目当てはもっぱら、奈良県下の有名甘味処と、全国から集った氷菓販売店の販売ブースでのかき氷・氷菓の食べ比べとなりそうだ。
奈良県下からは、
氷匠ルクレール、ほうせき箱、おちゃのこ、テロワール、パティスリーカラク、平宗、金山とまと、やさい菓子工房Cocoai、鶴屋徳満、絵図屋の出店が予定されている他、大阪、茨城、名古屋、岐阜、三ノ宮などから有名店が駆けつけることになっており、自慢の氷菓で祭りを盛り上げる。
なお、会場には自転車を含めて駐輪・駐車スペースは一切ないので、公共交通機関で出掛けて欲しい。
近鉄奈良駅から歩いても道1本、15分ほどの距離だが、JR奈良・近鉄奈良から市内循環のバスに乗って氷室神社前で降りても良い。駅からは5~10分程度だ。
盛夏の盛りではないこの時期、野外で過ごしてもまだ十分過ごしやすい時期だが、ちょうど氷も欲しくなる気候の頃合いだ。
ゴールデンウィークの遠出に疲れたら、最終2日は近場で過ごしてみるのも、良いかもしれない。
※
下記に案内している公式Webサイトは、原因がわからないが猛烈に重い。
リンクアドレス自体は間違いなく公式サイトのものだが、相当重く感じられるかもしれないのでご注意を。
【イベントデータ】
名称:第4回ひむろしらゆき祭2017
開催場所:氷室神社
所在地:奈良市春日野町1−4
年月日:2017年5月6日(土)7日(日)
開催時間:10:00~18:00
問合せ先:info@himuroshirayuki.com(実行委員会)
料金:入場無料
駐車場:無し
目安所要時間:30分
Web:ひむろしらゆき祭公式サイト
※所要時間の目安は生駒駅から公共交通機関を使った際の最短時間
※写真は全てイメージ