奈良市富雄にあるラーメン家みつ葉。大人気ラーメン店のレシピを記録したので公開したい。
・・・なおランチに頂いた袋麺のレシピである。
2016年にセブンイレブン限定でみつ葉のカップラーメン・袋麺が発売された時、あまりの売れ行きに全く手に入らなかったのだが、先日ふと(2017年4月)コンビニに立ち寄ったら山積みで置いてあった。
どうやら再販開始直後であったらしい。ラッキーだ。
麺は藤原製麺によくありがちな質感だが、スープの袋が異様にデカい・・・。
見ての通りパンパンで、しかもずっしりと思い。
ストレートつけ麺のスープではないかという存在感だ。
内容量143g(麺70g スープ73g)などという数字を初めてみた。
裏面を見ると、熱湯で1分加熱し、「ラードをよく溶かして」食べるように書いてある。どうやらかなり大量のラードを使っているようだ。
お店のスープは旨味の割に軽いので大量のラードが入っているということは無いと思うのだが、やはり袋麺にすると再現テクニックで本来とは違うものを使うということなのかもしれない。
ここからレシピの大公開である。
まず行平鍋に熱湯を沸かし、ラードたっぷりのスープを温めてしっかり溶かそう。
熱湯90度で1分間程度は必要である。
やはり店に並ぶほうが楽だと思い始める。
次に麺を茹でる。ゆで時間は6分とのことで、3分程度熱湯で茹でても容易にほぐれない。
やはり店に食べに行けばよかったと本格的に思い始める。
放置すること5分、まだスープも入れていないのに、みつ葉の匂いがしてきた。
固麺が好きなのでそろそろ食べてもいいかもしれないと麺リフト。
ふわっと立ち上るみつ葉ラーメンの麺の香り・・・凄い、香りは完全に再現されている。
素人が具を入れると味が変わるので完全に素ラーメンで頂く。
なお、レシピにはミキサーで泡立てて食べてくださいと書いてあるがそんなことまでするなら絶対に並ぶわと毒づく。
一口目を頂く。
・・・旨い。が、やはり何か違う。
みつ葉の香りと味はする。そして旨い。
なんというか、長渕剛のライブを見に行ったらコロッケが出てきたような空気とでも言うのだろうか。
あー、似てる似てる、と楽しむことはできるが本物ではないのは明らかという感じだ。
とは言え、よく考えたらこれは最初から長渕のライブに行ったのではなくコロッケのトークショーに行ったのではないか。
ここまでの再現レシピに文句をつけるのは、コロッケのトークショーに行って、本物の長渕じゃねーだろ!と怒るようなものである。
そう思うと急に美味しく思えてきた。
コロッケのモノマネレベルの再現力は十分にあり、しかもお店のスープよりもかなり重く、いわば特徴を際立たせている楽しみがある。
似顔絵を書く時に、特徴を極端に書く手法に似てて味が立っており楽しい。
180円としてはオトクな袋麺だった。
でも作るのがめんどうなので、次は久しぶりにお店にいこうと思う。
とはいえ、あの行列に並ぶのは大変な上に、しかも最近営業時間がお昼13:30までに短縮されてしまったので、まだしばらく先のことになりそうだ。