寿司屋忠兵衛|奈良生駒駅・アントレ生駒

生駒駅ビルの1F、アントレ生駒にある寿司屋忠兵衛。

以前はぴっくり通りの南端、アーケードを出たところ東側にあったのだが駅前再開発に伴いここに移転してきた。

いつもは閉店・移転情報の更新が早いgoogleマップだが、2017年4月現在、まだ元の場所に忠兵衛がある事になっている。

もう3年は経つと思うのだが、今はアントレいこまの一番目立たない、ひと気のない場所に店舗があるので注意して欲しい。

それにしてもアントレ生駒1F、この通り一角の寂しさはかなりのものがある。

以前はマイナーなコンビニがあったがそれすらも撤退してしまい、ひと気のないところの立地を好む貴金属・ブランド物高価買取店に変わってしまった。

交通が便利である程度人通りがあるところの近くなのに、なぜか妙にひと気が無いスポットなので、買取店が入居するのも納得だ。

ランチは800円の盛り合わせから1000円の大漁盛りまであるが、寿司屋のランチとしてはかなりリーズナブルと言えるだろう。

ランチにはすべて赤だしも付いてくる。値段はすべて税込み表記だ。

ネタに少し豪華なものが欲しければ上にぎり1600円も良いかもしれないが赤だしはついてこない。

お好みにぎりは100円からあるが、1貫が1ケなので、回転寿司の感覚で言うと一皿200円から、ということになるだろう。

板前寿司なので価格はやはり100円寿司の比較にはならない。お得に手軽に頂きたい場合、ランチメニューか握りメニューから注文したほうが無難だ。

一品料理も充実しているのでお酒を飲む場所と決めてかかるのも良いだろう。

奈良では知られた地酒、春鹿の純米酒をおいているのも、ローカル色があって嬉しい。

他府県から来た親戚や知人を地酒でもてなすようなシチュエーションで利用しても喜ばれそうだ。

画像は上から握り定食900円、大漁盛り1000円、上握り1600円だ。

なお画像では上握り1600円に赤だしがついているように見えるが、このメニューの中で上握りだけ、赤だしはついてこない。

赤だしを頂きたい場合、上握りを注文すれば100円で付いてくる。

板前握りで頂く寿司と考えればどれもとてもコスパが高いが、それにしても、握り定食900円と大漁盛り1000円の、わずか100円の違いでこの内容の差はなぜここまで違うのか謎だ。

どう考えても大漁盛りのほうが確実にお得である。

画像ではわかりにくいが、大漁盛りの白身にはタイ、ヒラメ、シマアジ、エンガワまで入っている。

マグロの赤身もバチやキハダのような安物ではない。本マグロか、あるいはミナミマグロだろう。

握り定食にもヒラメとタイは盛り込まれているが、100円プラスでシマアジやエンガワがつくのは明らかにお得だ。

上握り1600円は、寿司の数こそ少ないものの、トリ貝やいくら、うなぎ、ヒラメなどが盛り込まれており量より質で勝負な高級ネタの一皿だ。

おじいちゃんやおばあちゃんなどの食が細い高齢者や、食べるより飲みがメインの知人・友人をもてなす際にはちょうどいい内容と言えるだろう。

肝心の味だが、やはり旨い。かなり旨い。

100円寿司はもちろん、値段によって皿が変わる高級系回転寿司とも比較にならない。

ネタとシャリの一体感、ネタに施されたひと仕事で美味しく頂ける工夫など、本物の寿司はこういうものなんだということを、実感させてくれる。

日本の寿司文化は、機械が成形したシャリに、切ったネタをポンと載せた、いわば「和風カナッペ」のようなものになりつつあるが、そういうものではないことを改めて実感する。

普段は回転寿司で安く上げるのが庶民の知恵だが、たまにはランチで本職の店に子供を連れていき、本物の寿司を食べさせてあげるのも大事な食育かもしれない。

税込み1000円のランチなら、スシローより安く付くだろう。

(ただし、食べ盛りの子供は足りないと騒ぐかもしれない・・・)

なおお店は、外観の割に奥行きがありかなり広い。

4人がけの個室、6人がけの個室、4人がけのテーブル2つ、それにカウンターがあるが、個室は仕切りを取り外せる仕組みになっているようなので、おそらく10人前後の宴会にも個室が使えるだろう。

カジュアルなランチからちょっとした宴会まで、生駒駅の便利な場所にあるので、機会があれば利用してみてはどうだろうか。

【店舗データ】

店名:寿司屋忠兵衛        

所在地:生駒市谷田町1600   

定休日:第2月曜日         

TEL:0743-73-7688         

営業時間 :11:00~21:30       

駐車場:無し(生駒駅市営北駐車場30分無料) 

子供連れ:OK(歓迎)       

Webサイト:          

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