運慶とともに鎌倉時代を代表する仏師、快慶の特別展が2017年4月8日から始まった。
4月8日はお釈迦様の誕生日とされる日で、全国の寺院でははなまつりが開催される事が多いが、もちろんそれにちなんだ開幕であろう。
快慶は、平氏によって焼き尽くされた東大寺の再興と造仏にも深く関わり、奈良県とは縁の深い仏師だ。
運慶が鎌倉幕府の要請に応じて関東に活躍の場を求めたのに対し、快慶は畿内を活動の拠点と定めていたと思われ、鎌倉幕府の治世の世でありながら関東に伝わる快慶の作品は僅か2つと少ない。
今回の快慶展では、快慶の代表作である国宝「僧形八幡神坐像」をはじめ、国宝7件、重文50件など合計で88件の仏像が展示される。
観覧料金は大人が1500円、高校・大学生1000円、小中学生500円となっている。
残念ながら前売り券の発売は4月7日で終了しているので、お出掛けの際は当日券を購入してから向かってほしい。
美術館の観覧券売り場でも購入できるが、混雑が予想されるので、予め近鉄の主要駅や有名旅行代理店、コンビニチケットで購入してから出掛けたほうが無難だろう。
なお、展示期間中でも、毎週月曜日は休館日になっているので併せて注意をして欲しい(5月1日は除く)。
【イベントデータ】
名称:特別展「快慶」
開催場所:奈良国立博物館
所在地:奈良市登大路町
年月日:2017年4月8日(土)~6月4日(日)
開催時間:9:30~17:00
問合せ先:050-5542-8600(奈良国立博物館)
料金:大人1500円、高校・大学生1000円、小中学生500円
駐車場:無し(周辺駐車場を利用)
目安所要時間:30分
Web:特別展快慶 公式サイト
※所要時間の目安は生駒駅から普通乗用車を使った際の最短時間
※写真は全てイメージ