ワードプレスで投稿者(author)名を削除や非表示にしたいと思う人は多い。
元々ブログを書くためのツールなのでデフォルトで表示されるテーマがほぼ100%なのだが、Webページなどで使う場合、もしくは自分ひとりしか投稿しない場合などは無意味な情報で野暮ったいレイアウトになるからだ。
huemanのテーマの場合、各記事のページで上記画像のように、必ず投稿者名が表示される設定になっている。
万が一、管理者のログインIDと表示名が同じである場合、重要な情報の一端を公開しているようなもので出来る限り見えない仕様にしたほうが良いだろう。
なお、今から説明する方法は非表示にする方法であって、htmlに出力をしない方法ではない。
ワードプレスは記者の投稿名を作成順で管理しているために、非表示にしたところで、自サイトのデフォルトURL語尾に
?author=1
などのように投稿者名を作成した番号(管理者は多くの場合1だろう)付きのURLをつけると普通に名前が表示されるページが開く。
あくまでも各投稿ページで、上記画像の「←ここ」と記している場所、BY○○の部分を見えなくする方法だ。
記事の見た目をきれいにする方法なので、セキュリティを目的としたものではない。
結局、ログイン名と投稿者名は確実に分けるということ。
それはワードプレスの基本なので、そこはしっかりと管理して欲しい。
作業に入る前に、まずは確実にバックアップを取り、失敗した場合に復元できるようにしておくことを強くお勧めする。
バックアップを取ったら、次は管理画面に入り、
外観→テーマの編集
をクリックして開く。
single-author-date.php(parts/single-author-date.php)ファイルが、author(投稿者)情報の表示に関するコメントを書く場所なので、開いて欲しい。
右側のテンプレート一覧の下の方にある。
似たような名前が多くあるので間違えないようにしよう。
開いたら、上記のような記述のあるページが開く。
2017年5月現在、投稿者名を非表示にする方法を解説するページをgoogleで検索すると、上記のような青い部分全部を削除するように説明しているページが検索順位のトップに来ているが、これは誤りだ。
間違った情報が上位に来るのは困りものだが、結局のところ情報をどう利用するかは自己責任なのでファイルのバックアップがやはり重要になる。
ここで解説している方法も、実施する前にはやはり、しっかりとカスタマイズする人の手元で対応して欲しい。
正しい方法は、下の画像で青く塗り潰している部分、
<p class=”post-byline”>
の部分を残さなければならない。
つまり、
<p class=”post-byline”><?php _e(‘by’,’hueman’); ?>
<span class=”vcard author”>
<span class=”fn”><?php the_author_posts_link(); ?></span>
</span> ·
の記述から、
<p class=”post-byline”>
以外の部分、
<?php _e(‘by’,’hueman’); ?>
<span class=”vcard author”>
<span class=”fn”><?php the_author_posts_link(); ?></span>
</span> ·
をそのまま削除する、ということだ。
削除をしたら、そのまま画面下にスクロールし、ファイルを保存すれば完了だ。
保存をしたら念のために、各投稿ページを開いて確認をして欲しい。
この画像のように、投稿者名だけがスッキリと消えてたら完成だ。
投稿者名が消えたこと以外には、全くレイアウトの変更がない。
では、現在google検索結果の上位に出てきてしまう方法、
<p class=”post-byline”>
の部分も含めて削除をしたらどうなるのだろうか。
このようになってしまう。
投稿者名は確かに消えるのだが、公開日と更新日のレイアウトが明らかに崩れる。
文字がでかくなり色も黒に変わり、1枚目の画像に接近しすぎて相当野暮ったい。
こんなことならまだ、名前が表示されている方がマシのように思える。
しかし逆に、公開日と更新日の文字を黒くして大きくしたいという用があれば、こちらの方法を採用した方がいいのかもしれないので、それは好みだろうか。
なおこの方法は、プラグインに頼らないやり方なのでテーマがアップグレードされた際、ファイルを更新したら上書きされて元に戻ってしまう。
プラグインを入れすぎると重くなるので避けたいが、テーマが更新されるたびにファイルを書き換えるのも面倒だ、という人は、それぞれの優先順位で、やり方を判断して欲しい。