奈良県川西町結崎の幹線道路沿い、麺食堂88や屋台ちかみちらーめんからもほど近い場所に2018年2月26日、新しいラーメン屋がオープンした。
麺翔とんびだ。
お店は喫茶店の居抜きのようであり、店内は4人がけテーブル2つにカウンターが8席。
駐車場はお店の前に2台あるが、画面の奥、緑色のフェンスが見える所にも駐車場が4台分確保されている。
1、2、3、5番には「とんび」と記されているので、こちらに駐車をしても大丈夫だ。
車で訪問する分には便利であり、申し分がない立地になってる。
なお、奈良や生駒から行く場合は、アピタ大和郡山の通りを南下していくほうが便利だろう。
メニューはとてもシンプルで、とんこつ醤油ラーメン一本勝負だ。
具はレアチャーシューにきくらげ、ネギと言ったところだが、煮玉子はトッピングになるので、この構成で850円は奈良の相場を考えるとやや強気ということになるかもしれない。
一方で、ランチに限っては850円で小ライスがオマケでついてくるので、それを含めると奈良の標準価格と言ったところか。
またミニチャーマヨ丼とのセットで1000円なので、セットで考えると割高というほどでも無さそうだ。
こちら上から、細縮れ麺、細ストレート麺、ミニチャーマヨ丼で、チャーマヨ丼の後ろに見えるのは無料サービスのご飯だ。
なお麺は、提供された時には見えないように盛り付けらていたが、麺の様子がわかるように引っ張り上げている。
スープは1種類だが、麺を縮れにするかストレートにするかを選ぶことができる仕組みだ。
さて、味の方だが、スープを頂くと口の中に広がる何とも優しい甘みが特徴的だ。
旨味のある醤油と臭みのない豚骨で丁寧に作られたスープには、背脂が浮かぶ。
レアチャーシューは豚のもも肉を使ってあり、しっかりとした食べ応えがある。
トロトロに作られた煮卵は中までは味を染ませていないタイプなので、スープと絡ませながら頂くと美味しい。
麺はどちらも細麺だが、博多風でコリコリした良い出来になっており、小麦の香りがふわっと香る。
このタイプの麺は、スープがどれほどこってりしているタイプでも、いくらでも頂ける危険なヤツだ。
そして案の定、替え玉も注文してしまった。
店員さんのお気遣い、お客さんへの心配り、元気で愛想の良い接客などもとても気持ちの良いお店だった。
王道ど真ん中の、正統派醤油とんこつが好きな人であればきっと気にいる店になるだろう。
後は、スープがやや甘いということ以外に、他とは違う印象に残るポイントが弱いので、これからの冒険にも期待したいところだろうか。
川西町の結崎がますます、ラーメンの楽しみな街になってきた。
【店舗データ】
店名:麺翔とんび
所在地:奈良県川西町結崎460-1
定休日:水曜日
TEL:090-9715-0140
営業時間 :11:00~14:30 18:00~22:00
駐車場:6台(本文参照)
子供連れ:OK(歓迎)
Webサイト:ー