2018年3月1日、京都の有名店第一旭の暖簾分け店として、上牧町に醤油とんこつラーメンのお店がオープンした。
京都特製ラーメン旭だ。
ご主人は京都寺町の第一旭で1年間修行をした後に、この奈良で独立して店舗を構えたということになる。
場所は上牧町で志都美駅近く。
幹線道路沿いで出入りは容易だが、駐車場は店前3台なので土日のランチ時はやや厳しいかも知れない。
黄色い看板も、第一旭を倣ったものであり、店主の古巣に対する敬意が溢れている。
ちなみに横には「テナント募集中、家賃15万円」の掲示があった。
この立地で家賃15万円とは、なかなか厳しい条件である。
訪問したのは新規開店から1ヶ月程度経ってからだったが、今もサイドメニューは一切提供されていない。
餃子もチャーハンも、「人手不足で作れません」ということだった。
そればかりか、21時30分までの営業時間すら、夕方までになっている。
つまりラーメンメニューを昼間しか頂くことができないようなので、訪問する際は要注意だ。
なお、ラーメンメニューの提供も、正直早いとは言えない状況である。
こちら、上がデラックスラーメン850円で、下が炊き肉ラーメン1050円だ。
画像ではわかりにくいが、焼肉ラーメンの丼はデラックスラーメンの1.5倍ほどあり、まるで洗面器である。
巨大過ぎて度肝を抜かれる。
どちらもチャーシューは厚切りで、あの第一旭の代名詞とも言える薄切りチャーシューではない。
なお通常のラーメン(特製ラーメン)を頼むと、あの薄切りチャーシューになる。
肝心の味だが、デラックスラーメンはチャーシューが厚切りというだけで、本店の第一旭の味そのままである。
醤油豚骨のオーソドックスな旨味が広がり、具はネギにもやし、メンマ、チャーシューと極めてシンプルな構成。
吉本のギャグのように、裏切りのないお約束の味だ。
何十年前からも、変わらない第一旭の伝統を引き継ぐ一杯になっている。
一方の焼肉ラーメンは、まず丼がでかいので、麺の量も多めだ。
チャーシューは炙ってあり、甘い焼き肉のタレで味付けをしてある。
そのためスープにも焼き肉のタレ味が広がり、第一旭のスープが甘くアレンジされている格好だ。
スープだけで頂くとまず甘さが立つので、第一旭のあの味が好きだという人であれば、こちらは避けたほうが良いかも知れない。
まだまだオペレーションが落ち着かずに、メニューも営業時間も不安定なので、訪問する際には公式フェイスブックで状況を確認したほうが良いだろう。
お約束のあの味を楽しみたい場合、足を運んでみてはどうだろうか。
【店舗データ】
店名:京都特製ラーメン旭
所在地:上牧町服部台5-1-8
定休日:月曜日
TEL:0745-78-8982
営業時間 :11:00~22:00
駐車場:店前3台
子供連れ:OK
Webサイト:公式フェイスブック