広陵町の馬見丘陵公園からほど近い場所、エコールマミや畿央大学がある馬見北や真美ヶ丘の交通至便なところに、とんこつラーメンの美味しいお店がある。
やまざき屋だ。
オープンは確か、2009年の年末だったので、すでにこの場所で10年近く経営されていることになる。
ラーメン屋さんの入れ替わりが激しい奈良県で、本物を提供し生き残ってきたお店だ。
片側2車線の便利な道路沿いにあるので道もわかりやすいが、ただ奈良や生駒から訪問する場合、南向きから右折で入店することはできない。
いったんお店の前を通り過ぎ、北向きに進路を変えて左折で入店するようにしよう。
なお駐車場だが、上記画像のように第2駐車場が6台分用意されているものの、お店の前にも4台分駐められるので、平日昼間であればおそらく店前で問題なく駐められるだろう。
昼間は、お隣の美容室さん側の駐車場は使用禁止だが、夜間で美容室さんが閉店後であれば駐車可能なようなので、車での訪問もとても楽だ。
メニューだが、とてもシンプルだ。
とんこつラーメン専門店なので、選択肢は元味、マー油プラス、それに辛味プラス。
麺の硬さとスープの濃さを指定し、麺も4種類から好みで選ぶ。
なお平日昼間でもセットメニューはなく、餃子やライスが食べたければ単品での追加オーダーとなる。
替え玉は120円だ。
こちら、上が元味中太ストレート麺(バリカタ)こってり700円、2枚めがマー油中太縮れ麺こってり750円で、それぞれネギは別皿盛りである。
3枚目は元味の中太ストレート麺を見やすくしたもので、4枚目はサイドメニューの餃子280円とライス180円である。
やまざき屋の豚骨スープだが、毎日100kgもの豚骨を12時間炊き続けて丁寧に作っているこだわりの逸品だ。
そして、ダシが出尽くした豚骨は取り除きまた新たに加えて炊き続けるということを繰り返しているので、炊き続けてこなれた豚骨と、炊き出されたばかりのフレッシュな豚骨ダシの旨味と香りを両方持つ、とても奥行きのあるスープの味に仕上がっている。
豚骨らしい匂いはややあるものの、臭みは上手に抑えられており、とんこつが苦手な人でもおそらく問題なく頂けるはずだ。
なおこちらのスープ、時間をおいて冷めても脂が固まって浮いてくることがない。
それだけ徹底的に脂が乳化され、スープと渾然一体になっていると言うことなのだろう。
強烈な旨味を持ったスープに仕上がっており、10年続くラーメン屋の実力はさすがといったところだ。
また基本的に、元味とマー油の違いはない。
マー油を添加したほうが香ばしさが加わりさらに豚骨の香りが気にならなくなるが、逆に言うと豚骨スープらしさが弱くなるので、純粋な豚骨の味を味わいたい人には元味をお勧めしたい。
ところで替え玉の際、細麺で頂いてみたが、こってりスープは細麺でもなかなかの美味であった。
また替え玉を頼むと、ネギ、小さなチャーシュー小さなメンマ、小さな海苔と、一通りの具もトッピングしてくれるので、120円にしてはとてもお得感がある。
ぜひ、いくつかの麺の種類を試してみてほしい。
奈良ではすっかり、名店の位置を確保したやまざき屋だ。
近くに行く際には、足を運んでみてはどうだろうか。
【店舗データ】
店名:やまざき屋
所在地:奈良県広陵町馬見北9-1-38
定休日:月曜日
TEL:0745-54-0277
営業時間 :11:00~15:00 18:00~23:00
駐車場:店前4台他(本文参照)
子供連れ:OK
Webサイト:-