2018年3月10日に新規オープンしたばかりの鶏扱説明所 生駒店にやってきた。
近鉄生駒駅のベルテラス生駒3階にできた、生駒市民期待の焼き鳥屋さんであり、居酒屋である。
先日、オープン当日にまだ造作をしている現場に通りかかり、本当にこの調子でオープンできるのかと心配になっていた程だったが、結論から言うと順調にオープンできたようだ。
訪問したのは、オープンから間もない平日。
なおこの店舗、2018年4月からはランチも提供するようだが、さすがにまだそこまでの余裕はないようで、今は居酒屋としての営業のみだ。
店の外と中をウロウロと、キャバクラの黒服みたいな正装をした社員さんらしい人が落ち着き無く出入りしている。
奈良県下ではいくつかのお店を持つ焼き鳥チェーン店だが、生駒市初出店なので、緊張感を持っての出店であったようだ。
価格帯は極めて標準的な奈良価格だ。
安くもなく高くもない、コメントが難しい値段設定である。
品揃えも特段の目を引くものはないので、いい意味では安心感がある、悪い意味では特段の感動がないオーソドックスな焼き鳥屋である。
ただ、ハイボール派の私にとっては、一番安いハイボールでも450円からで、山崎ハイボールは580円という値段設定はやや強気に感じられる。
生中も490円なので、東生駒に全品298円均一の鳥貴族ができた今となっては、外食産業不毛の地である生駒でも、価格競争力は全く無い設定だ。
生駒駅前なので、この価格設定では味と接客クオリティが高くなければ、おそらく満足度は低いことになるのではないだろうか。
突き出しはきんぴらごぼう。
ソフトドリンクを注文した子供にも出てきた上に、300円という値段設定にしてはやや厳しいか。
串ものは、画面ではわかりにくいが全体的にかなり小ぶりだ。
ソーセージはおそらくシャウエッセンではないだろうか。
そういう意味では、良いものを使おうと意識しているように思うが、やはり小ぶりなので食事として考えると当てが外れるかも知れない。
変わりダネとしては、手羽の燻製というメニューがある。
燻製香のつよい独特の味で、酒のアテとしてとても楽しい味わいだ。
鶏のから揚げも良くできている。
全体として、こちらのお店は酒飲みのためのお店だ。
生駒のように、子供を連れて出掛け、お父さんとお母さんはお酒を楽しみ、子供は食事として楽しむという使い方には向いていない。
アテもこぶりなので、中学生や高校生がお腹いっぱいまで食べるとなると結構な値段になるだろう。
また意外なことだが、こちらは生駒のお店としては相当騒々しい。
帝塚山の学生が集まる東生駒の鳥貴族でもここまで騒々しくない、というくらいにお客さんの層がかなり賑やかだ。
なおかつ大声で話し、大声で笑い声を上げるのが若い社会人であり、一組や二組ではないので、そういった客層の場所なのかも知れない。
生駒では、ここまで騒々しいお店は初めてなので、やや面食らった。
いい意味でも悪い意味でも、オーソドックスな焼き鳥屋であり、生駒駅構内にある便利さを考えると、出掛けても良いのではないだろうか。
【店舗データ】
店名:鶏扱説明所 生駒店
所在地:生駒市北新町10-36 ベルテラスいこま
定休日:無し
TEL:0743-71-8829
営業時間 :11:30~14:30 17:00~00:00
駐車場:無し(市営南駐車場直結)
子供連れ:OK
Webサイト:ー