近鉄生駒駅から近鉄奈良線で1つ目の駅、東生駒駅。
古くからの高級住宅街に位置し、駅から5分ほど東~東南方向に行くと東生駒1丁目~東生駒2丁目の豪邸が建ち並ぶ。
駅周辺はマンションなどの集合住宅と商業施設、雑居ビルが混在しており、銀行、スーパー、ファーストフード、居酒屋、イタリアンなど多様な店が軒を連ねる。
難波から直通の奈良線の駅であり帝塚山大学の最寄りの駅でもあることから乗降客は多いものの、やはり昼間は閑散としている。
電車の発着が無いと駅周辺の人影はまばらだ。
駅周辺には飲食店が多いものの、ベッドタウンのため駅を拠点にして家路を急ぐ人がこれら飲食店に立ち寄ることはほとんどなく、ランチ文化の街で、夜はどの店も苦戦しているようだ。
駅前ロータリーはバスの停留所になっており一般車が入り込むと相当邪魔者扱いされる。
一般車の送迎は駅の2階部分に上がって行って欲しい。
しかし東生駒の駅前は駐車禁止の見回り頻度が相当高い。
お迎えのついでに駅前のハーベスで買い物をしてる間に駐禁を切られている人も多く見かけるので、車から離れるような場合は交通ルールを守り、駅前駐車場に入れて欲しい。
駐車料金は30分100円と奈良らしい価格になっている。
なお駅前には、「Hi-OVIS発祥の地」という謎自慢の石碑がある。
名前からしてテレビの新技術のようだが、これはHighly-interactive Optical Visual Information Systemの略で、相当大まかに言うと今で言うスカイプやVOD(ビデオオンデマンド)のようなもの。
光通信を使い映像や情報を双方向でやり取りし、ネットショッピングや双方向テレビと言った次世代技術の実証実験を、この東生駒の地で行ったことを記念するものだ。
なお、実験が行われたのは1978年~1986年なので、今から30~40年前になる。
インターネットどころか携帯電話も無かった時代には、まさにドラえもんに出てくるような夢の未来技術であったことだろう。
意外にも23世紀は早くきたようだ。
【駅データ】
名称:近鉄東生駒駅(A18)
所在地:生駒市東生駒一丁目1-6
乗降客数:約17700人/日(2015年度)
ロータリー:広いロータリーが出口南側にあり
乗り継ぎ:バス・タクシー共にあり
※乗降客数は11月10日の計測値で近鉄HP公式発表に依る