夕方6時から翌朝まで営業という、奈良らしからぬスタイルでお客さんを集める異色のラーメン店が新大宮にある。
周辺のビジネスホテル客や酔客締めの一杯に御用達でおなじみの、豚まるラーメンだ。
この営業スタイルでは、ファミリー層ではなかなか行く機会がなかったので、満を持しての訪問である。
夏の日の朝は早く、これでだいたい早朝の4時30分くらいだ。
お店の中を覗くと、茶髪のお兄ちゃんたちが屯している。
奥の座敷では宴会の真っ最中で、なかなか普段自分が生きている世界とは違う住民と触れ合えるのが楽しい。。
しかし、周囲をパトカーがパトロールし、若い女性が新大宮の駅前あたりに座り込んでいるのを見ると、新大宮の意外な一面を知ることができる。
日曜日の早朝なので、土曜の夜からオールで飲み明かした人たちだろうか。
なおこんな時間なのに、駅前のビックエコーは普通に大音量で営業をしていた。
なお駐車場だが、画面奥の右手曲がったところすぐにコインパーキングがある。
左手に線路を見て、奥側が新大宮の駅だ。
車で訪問をしても、駐める場所に苦労する立地ではない。
深夜営業にも関わらず、お値段はなかなか優しい設定になっている。
しかも、単品ラーメンとラーメン定食が同じ価格という謎設定だ。
ラーメンにおにぎり2個とキムチが付いて700円の設定はかなりお得感がある。
なおこれ以外に、関東スタイルでゆで卵が食べ放題になっている。
昔ながらの固茹で卵を味塩で食べると、懐かしいラーメン屋の雰囲気を感じる。
こちらがお店の看板である、豚まるラーメンだ。
ナルトが浮いているラーメンはなかなかお目にかかれないので、今となっては逆に新鮮である。
味については、こってり醤油ということになっているが、最初に感じる味は僅かな魚粉の香り。
おそらく最後に散らしているのだと思うが、スープを頂いて最初に感じるのはその味だ。
続いて、鶏の旨味がたっぷり溶け出したスープ、こってりしているのに朝からズルズル行ける細打ちの麺との相性も良い。
チャーシューは少し脂が多めの豚バラ厚切り肉。
夏の日の午後には胃をもたれさせるかも知れないが、気温の上がる早朝には逆に食欲をそそる。
全体として奇をてらったところはなく、丁寧に作られたラーメンだ。
後はこれに、ゆず皮や挽きたてのスパイスミックスなどで変化を付けられると、もっと楽しめる一杯になるのではないだろうか。
なお営業時間だが、某有名グルメサイトもグーグルも、金土は朝6時まで営業となっているが、5時には準備中の札を掲げて閉店準備が始まっていた。
このあたりは、状況によって変わっていると思うので訪問する際にはご注意を。
【店舗データ】
店名:豚まるラーメン
所在地:奈良市大宮町6-7-1
定休日:日曜日
TEL:0742-34-4120
営業時間 :18:00~翌5:00
駐車場:無し(本文参照)
子供連れ:-
Webサイト:-