紀玄 (のりげん)|奈良富雄三碓・讃岐うどん

奈良富雄の三碓、住宅街に少し入った所に老舗のうどん屋さんがある。

讃岐うどん紀玄だ。

画面奥に見えるのが阪奈道路の三碓インターで、交差点を右に行くと大和郡山に、左に行くと富雄駅前に行く場所である。

駐車場はお店の前に10台分あるものの、かなりの人気店で満車で埋まっていることも多い。

ランチタイムは少しピークを外して出掛けたほうがいいかもしれない。

メニューはシンプルな釜揚げから天ぷら、肉、わかめと、オーソドックスなメニューを一通り揃えている。

なお素材へのこだわりが非常に強く、訪問した日は10月であったが、お米は既に全て新米に切り替え済み。

さらに牛肉は全て国産黒毛和牛A5ランクのみを使用している。

ちなみにこの日使用しているのは大和牛ということだった。

大和牛をうどんに使うとは、ちょっと並のうどん屋さんでは考えられないクオリティである。

またうどんの製法にも独特のこだわりがあり、画像のように小麦粉だけで打っているというわけでは無さそうだ。

ちなみにこちら、テーブルに備え付けの唐辛子だが、八味唐辛子の方は辛味の中にも甘さが有り、まろやかで美味しい唐辛子になっている。

しかし日本一辛いという物騒な書き方をしている黄金一味。

これは相当に辛い。

シャレにならない辛さで、お皿に落としたコナを指先に僅かにつけて舐めただけで、猛烈な辛さであった。

まるでお笑い芸人のようなリアクションを取ってしまったが、それくらい辛い。

というよりも痛い。

辛さには強い自信があったのだが、これは下手に舐めないほうがいいだろう。

こちらがオーダーの天ざる、1360円である。

うどんはしっかりと噛みごたえのある正統派の讃岐うどんなのだが、ボキボキした固さではなく、とても粘りのある固さだ。

そして固すぎず柔すぎず、心地の良い食感で楽しませてくれるとても美味しい麺に仕上がっている。

出汁はやや辛めで、醤油と出汁の旨味が効いたとても良い味だ。

出汁節だけでなく、醤油にもこだわりがあることがよく伝わる味であり、とても美味しい。

エビフライがまた美味しい。

とても甘みのある大ぶりのエビで、出汁つゆにつけて頂くといくらでも食べられてしまう。

天ぷらの味もとても良く、全体として完成度の高いメニューになっている。

次から次へとお客さんが入ってきて、テーブル席は相席となった程の人気店である。

平日の昼間にこれだけのお客さんを集めるのは相当なことだが、それだけこの味を求めている常連が多いということなのだろう。

ちなみにお客さんのほとんどは温かいうどんを注文していた。

温かいうどんはコシがなくなることが多く余りオーダーしないのだが、ちょっと興味が出てきた。

次に訪問した際には、そちらも試してみたい。

【店舗データ】

店名:紀玄 (のりげん)    

所在地:奈良市三碓6-10-6    

定休日:木曜日        

TEL:0742-41-1348       

営業時間 :11:30~15:00 18:00~20:30 

駐車場:店前10台       

子供連れ:OK         

Webサイト:店舗公式Webサイト 

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